長崎蒸男のサウナ道

サウナ後進国長崎での、サウナーの日記です。

【サ道】外気浴――稲佐山温泉 ふくの湯

ドーミーイン長崎の日帰り入浴の夢が絶たれたため、今日もホームサウナへやってきた。

nagasaki-musio.hatenablog.com

 

師走の土曜、20時前後の男湯は老若入り乱れた大盛況状態であった。

自宅からシャンプー、リンス、ボディーソープを小分け容器に入れ、試供品の洗顔と化粧水、ダイソーで買った体ゴシゴシ(ボディタオル)を持参。これらをジップロックへ入れ、いざ入浴。

アカスリを経験して以降、洗体の重要性に気づいたため、時間をかけて丁寧に体を洗っていく。一週間分の疲れを汚れとともに流している感じがして、自然と洗体に気合が入り、気づけば15分経っていた。

サウナに入る前に気分がすっきりしてしまったが、いざサウナに入ると、洗体のおかげか、すごく汗が出て気持ちが良い。

今回は合計4セット。

「99人の壁」「ipponグランプリ」と、「ここまで我慢する」をしやすい番組が流れていたため、普段より長めにサウナ室に入れた。水風呂の時間を30秒~1分と短くし、体に熱が残った状態で冬の外気浴としゃれこむ。

全部で5脚あるデッキチェアは、寒さのためか1脚も使われていない。露天スペースのど真ん中に置かれた1脚に寝転がると、もう夢心地である。

そこから数分とろとろして立ち上がると、男の子の兄弟が二人、露天風呂から怪物を見るのような表情で私を見ていた。

「おまえ、寒くないのか?」

少年たちから無言の問いかけを受けた私だったが、子どもにサウナの効用を説いても始まるまい。

男は背中で語るのだ。 

私の秘密を知りたいのであれば……

「少年たちよ、ついてこい」

颯爽とサウナ室へ消えた蒸男のあとを、男の子二人が追ってくることはなかった。

その後の外気浴は、恥ずかしいから一番隅っこにおいてあるデッキチェアで行った。

 軒下に置かれたデッキチェアのため結露が上から落ちてきて、めちゃくちゃ寒かった。